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(2.3) この装置は、次の事項を満足するものであること。
.1 未熟練者でも操作できること。
.2 手袋を着用した人が操作できること。
.3 チャンネルの選択を除いて片手で操作できること。
.4 1mの高さから堅い面への落下に耐えること。
.5 少なくとも1分間1mの水深の水圧に耐えること。
.6 没水状態下で45℃の熱衝撃を受けても、水密を保つこと。
.7 海水と油に過度の影響を受けないこと。
.8 生存艇を損傷する恐れのある尖った部分がないこと。
.9 小型軽量であること。
.10 船上または生存艇上で出会うような周囲の騒音中でも作動できること。
.11 利用者の着衣に取付けられるようになっていること。
.12 利用者の長時間暴露して劣化に耐えること。
(3) 送信の種類、周波数帯とチャンネル
(3.1) 双方向無線電話は周波数156.800MHz(チャンネル16)と少なくとももう一つのチャンネルで動作できること。
(3.2) 装備されるチャンネルはすべて一周波数音声通信のみとすること。
(3.3) 送信の種類はRRの付録第19号に適合すること。
(4) 制御と表示
(4.1) 無線電話のスイッチが入ったことがはっきりと表示される0N/0FFスイッチが備えてあること。
(4.2) 受信機にはオーディオ出力を変化する手動音響制御器を備えること。
(4.3) スケルチ(ミュート)制御器とチャンネル選定スイッチを設けること。
(4.4) チャンネルの選定は容易に行え、チャンネルははっきりと識別できること。
(4.5) チャンネルの表示はRRの付録第18号によること。
(4.6) すべての明りの環境のもとで、チャンネル16を選んだことの決定ができること。
(5) 許容暖機時間 装置はスイッチを入れてから5秒以内に動作すること。
(6) 安全上の注意 装置はアンテナ回路の開放または短絡の効果で損傷しないこと。
(7) 送信電力 実効放射電力は最低0.25Wであること。実効放射電力が1Wを超えるとき

 

 

 

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